Quon×ランゲンドルフ荷台で
傑出した積載量を確保。

 

株式会社冨島建設様(大阪市福島区)

登場人物(2026年1月取材当時)

株式会社冨島建設 代表取締役社長 富島 康之様

株式会社冨島建設 常務執行役員 施工本部 機械部部長 野元 広洋様

UDトラックス株式会社 大阪湾岸西地域営業部 カスタマーアドバイザー 仲田 雅志

代表取締役社長の富島様(右)と、施工本部・機械部部長の野元様(左)。野元様は、全国工事現場のダンプを含めた大型重機の配置や移動、修理メンテナンスも含めて、数多い機械管理の全般を取り仕切る。就任21年目の富島社長の考えや方針を深く理解し、経営のサポートで日々奮闘されている。

カスタマーアドバイザー(CA)の仲田。前任CAは、冨島建設様が着目していたランゲンドルフ社の荷台を架装することで、18台のQuon大型ダンプを納車。仲田CAは、20台の増車を担当。冨島建設様からの厚い信頼に応え続けるべく、全国のカスタマーセンターとの連携により、スムーズなアフターサービス体制を心掛けている。

大阪市福島区に本社を置き、暮らしの基盤となる大型重機工事を中心に、地図に残る社会貢献性の高い現場を数多く担当。情報化・自動化施工のパイオニアとして業界をリードする、総合建設会社の株式会社冨島建設様。次世代技術への取り組みや、UDトラックスのQuon(クオン)大型ダンプ初導入の経緯を、当社の仲田が富島様と野元様にお伺いしました。

 

日本の大地に命を吹き込み新たな価値を生む総合建設会社

(仲田) まずはじめに、御社の事業内容について、特に総合建設会社としての概要について詳しくお聞かせください。

(富島) 当社の主力事業は、重機土木を中心とした工事を展開しています。具体的には、発電所やダム工事、河川や道路工事など、地域の基盤づくりに関わる大型プロジェクトの公共インフラ整備を幅広く手掛けています。さらに地域社会に根差した企業として、災害復旧やダムのインフラ整備など、強くてしなやかなインフラ構築にも力を入れており、社会的使命を担った公共性の高い復興事業も展開しています。経営基本理念として、「業界から真に必要とされる中堅企業としての地位を名実ともに確立する」を掲げ、持続可能な街づくりや環境保全に注力しています。今年で創業75周年を迎え、大阪を中心に日本全国で重機土木の分野における幅広い施工実績を積み重ね、長年にわたり培った技術力と信頼をもとに、社会の発展に貢献している企業です。

 

ランゲンドルフ荷台を施したQuon土砂ダンプを初導入

(仲田) 当社の大型ダンプに、ドイツ・ランゲンドルフ社の荷台を架装されていますが、その経緯についてお聞かせください。

(富島) 2015年に、愛媛県の松山市で重機土工業者の勉強会に行きました。そこで目にしたのが、国際的にも高い評価と信頼を得ているランゲンドルフ社の荷台だったのです。丁度その時に架装し展示してあったのが、UDトラックスのQuon大型ダンプでした。さっそく話を持ち帰り、機械部の野元と検討して、特殊性を持った次世代の大型ダンプをそろそろ保有してもいい時期ではないかと思い、UDさんに声をかけさせていただき、当社の方からご相談したのがきっかけです。それまではUDさんとはお付き合いがなく、メーカーのこだわりも特になかったのですが、代理店の説明ではUDトラックスの高い技術が活用されたミッションや油圧装置なら、ランゲンドルフ荷台の架装もしやすく、相性もいいという推薦があり、導入に踏み切った次第です。

(仲田) ランゲンドルフ荷台の最大の魅力やメリットなど、どのような点が満足に繋がったか、評価をぜひお聞かせください。

(富島) 当社の積荷は、現場で発生する土砂・岩砕ズリ※ が中心となるので、摩耗・衝撃に強い堅牢なスウェーデン鋼板で、最大積載量10トン以上を確保できることが導入条件でした。とにかく強くて軽い船型荷台の高積載が魅力ですね。代理店とUD側で丹念に架装してもらい、2016年から2017年にかけて18台を一気に増強しました。

(野元) 当社の工事現場は全国に点在し、現場内での運行が多く長距離走行はあまりありません。建設重機の修理対応は現地で行っています。通常ですと当社のメンテナンス要員が現場に常駐してトラブル対応しますが、UDダンプの特装車両になるとなかなか対応できないのが現状です。今は、現場に近いUDトラックスの各拠点サービス工場で車検や定期点検をしてもらっています。常にUDさんのサポート体制や応援がなければ工期が遅れることになるため、安全稼働への全面的なご支援をこれからも期待しています。

西淀川区の百島工場のヤードに勢揃いした、Quonランゲンドルフ荷台ダンプの勇姿。自社の重機保有率が高い、冨島建設。大型の土砂ダンプ以外にも、バックホウ、振動ローラー、ブルドーザーなど各種を保有。エメラルドグリーンに輝く重機が、毎日の稼働を支えている。

建設業の次世代化に向けて最先端技術を駆使した3施工

(仲田) 御社は、これからの重機土木の課題に対して果敢にチャレンジし、次世代の施工技術開発に注力していると伺っております。詳しい内容をお聞かせください。

(富島) 私の父である先代社長から「これからの土木工事はどうあるべきかを考えろ」と、言われたことがきっかけでした。そこで私は、ひとつの工種だけでなく、プロジェクト全体をプロデュースし、元請けと一緒に工事を完成させる考えを力説しました。つまり会社成長の方向性として「土木一式施工」が一番だと。それが、最初のスタートです。1991年に雲仙普賢岳の噴火があり、元請けの要請でラジコン重機を使って災害復興を手伝うようになりました。人が入れないエリアで、建設機械の重機を遠隔操作する「無人化施工」の技術はここで誕生しました。災害対応で声がかかりやすくなるための準備として、施工方法と機械を考案。ラジコン重機から始まり、その後は測量機器メーカーの情報通信技術(ICT)を活用し、高効率・高精度な施工管理を行う「情報化施工」。またオペレーターの操作なしで、建設機械がA I・センサー・GPSを使って、自動で積込・運搬・整地の一定作業を行う「自動化施工」にも力を入れています。当社がこうした次世代技術を開発導入することで、建設業界は「危険・きつい・汚い」という3Kのイメージから、「スマートで魅力ある産業」へと変わりつつあります。「超遠隔操作×情報化施工×自動化施工」の三位一体の次世代技術の取り組みを加速させ、様々な現場で協力させていただき今に至っています。

本社オフィス内の超遠隔操作システム。現場の音声、傾きや遠隔操作に影響する微細な振動をモーションシートにフィードバックできる。急勾配や岩が多い現場でも重機に搭乗し操作しているかのようなリアルな感覚が得られるので、何100km離れた本社からでも安全かつスムーズな重機操作が可能となる(大阪から秋田の現場など)。

さらなる事業深化で業界を牽引UDトラックスが全面サポート

(仲田) 最後になりますが、現状で抱えられている経営課題や、これからの企業成長の方向性などについてもお聞かせください。

(富島) 課題としては、有能な技術者をいかに集めて育成していくか。人材育成に積極的に投資し、社員定着率90%以上を維持。その有望な社員たちに、仕事を回せる機会を少しでも多く増やしていくのが今後の目標です。業界から真に必要とされる老舗中堅企業としての地位を名実ともに確立し、会社の構成人数に応じた規模で粛々と継承していくのがベストだと思っています。

(仲田) UD大型ダンプの増車を、引き続き計画していただき誠にありがとうございます。またUDトラックスの創立90周年に際し励みになるお言葉を賜り、御礼申し上げます。加えて、これからも共に歩む冨島建設様のビジネスのさらなるご成功とご発展に向けて、当社の各拠点カスタマーセンターと密な連携をとり、的確なアフターサービスの体制を構築し、経営課題解決のお手伝いができましたら幸いです。富島様、野元様、本日は誠にありがとうございました。

UDトラックス創立90周年に向けた

お客様からのメッセージ

私が、社長に就任したのが2004年のとき、法人化から50年を迎えた節目でした。企業が周年を迎えるというのは非常に喜ばしいことですが、私は先代の社長でもある父親に言われました。「今があるからといって、5年後もあると思うなよ」と叱咤激励されたのです。でもそれは、会社を経営している本人でないと分からない感覚。とにかく大変ですが、日々の業務を大事にし、1年1年を積み重ねていくしかない。一緒になって共に歩めるパートナーをたくさん増やしていくのが、一番じゃないかなと思っています。特に次世代技術に関わる部分であれば、当社は先に、UDトラックスとは違う建設分野での重機土工を大型機種でやらせていただいている自負があるので、何かと支援できる部分があるかと思います。やがてすべての建設現場は、自動化していきます。UDトラックスも、Quonのトラックで様々な次世代技術の研究をされていると思いますが、特に自動化や無人化という最先端技術に関しては何かお力添えができればと感じます。そして何よりも、UDトラックスの創立90周年、おめでとうございます。すでに、我々より15年先に進んでおられるので、そこには様々なご苦労もあるでしょうが、共に存在を期待される企業として、これからも一緒に歩めたらと切に思います。

株式会社冨島建設:1950年創業の総合建設会社。重機土木を中心に事業を展開し、道路・河川・ダムのインフラ整備など、幅広く力を入れている。建設全般に関わる多様な工種に対応できる「土木一式施工」の体制を整えており、国や地方自治体からの公共工事をはじめとし、災害復旧やダムのインフラ整備など、強くてしなやかなインフラ構築にも対応し貢献している。

大阪市福島区海老江3丁目5番25号