山形県の天童市に本社を置き、東北6 県のみならず、関東・関西へも冷凍・冷蔵食品輸送を行っている、カクシメ運送株式会社様。信頼ある鮮度輸送で地域経済の活性化を担い、日々業務に取り組んでいらっしゃいます。今回、UD車両との深い関わりについて、当社の小林が國井社長にお伺いしました。
信頼ある丁寧な鮮度輸送で東北6県の地域活性化に貢献
(小林) まずはじめに、御社の事業内容について、特にQuon大型冷凍車の稼働状況についてもお聞かせください。
(國井) 当社は、安全・迅速・確実・親切をモットーに、輸送品は食品・油脂・自動車関連部品など、特に冷凍食品の輸送は県内はもちろんのこと、東北6県や関東・関西など、近距離から長距離輸送までを、長年慣れ親しんでいるUDトラックスの大型冷凍車で全国を走り対応させていただいています。近年の物流業界は、人材不足、ドライバーの高齢化、諸経費の増大など、様々な問題がありますが、山形県や東北地域の活性化を担い、お客様に頼られるパートナーとして、日々業務に取り組んでおります。
(小林) 直近ですと、Quonの大型冷凍バンを2024年の10月に1台納めさせていただきました。仕様としては、11Lエンジン搭載、冷却はサブエンジン式、外装は部分補修が可能で整備性の高いアルミコルゲートパネルを使用。庫内はカクシメ運送様の輸送スタイルに合わせ、ご要望を細部にまで叶えたこだわりの仕様になっています。
知識ゼロのなかで模索した事業承継の悩みと将来の期待
(小林) 社長就任時は、大変なご苦労やお悩みを抱えられたと伺っております。事業承継のタイミングや風通しの良い職場環境はどのように行われたのでしょうか。
(國井) 私が大学を卒業して当社に入社したのが23歳。社長になったのが2021年、26歳の時でした。引き継ぎがまったくゼロの状態からの就任です。社会人経験も無い新米がいきなり経営のトップになったこともあり、まずは社員のドライバーたちの様々な意見を聞き入れることからスタートしました。なるべく給与体系や労働環境を変えずにやってさえいけば、ある程度は会社として成り立つ目算はありました。ただ時代も刻々と変化するので、大事な部分は変わらないようにしつつも、周囲の環境に合わせて毎年何かしら変えていかなくてはならないとは思いましたね。またトラックの仕様や架装などは何もわからなかったので、車両全般は小林さんからアドバイスをいただきました。
(小林) 國井社長からは、いち早く車両のことを学びたい、仕様や架装に関しても詳しく知りたいと、当時は、多くの質問をいただいておりました。おこがましいのですが、私はいわば先生のような存在になり、車両に関する知識をお伝えさせていただきました。「今日は重要な項目を3つお話しに参りました」といったように、お忙しい社長に都度ポイントを絞ってお伝えしていた記憶があります。ご自分なりの経験値をゼロから作り上げていくことに、やりがいと楽しさを見つけられていた姿が印象的でした。私が直感したのは、社長は必ず会社経営をうまく成功させるだろうということ。熱意があり心のなかに燃えたぎったものが見えました。私も、その熱意に負けないよう、真摯にお伝えしてきたつもりです。
整備契約UDーTRUSTで日々の安心・安定稼働を実現
(小林) 御社はUDーTRUST(トラスト)にご契約いただいていますが、そのメリットを含めたご意見などをお聞かせください。
(國井) 当社は安定した仕事量をいただけるお客様が多いので、基本的には月々の収益がいきなり跳ね上がることはありません。ですので、保有している車両の不具合などで修理代金を高額に請求されると、正直、困る部分はありました。しかし、車両のメンテナンスに欠かせない整備項目をパッケージ化し、最適なタイミングで点検を実施してくれる整備契約UDーTRUSTなら、車両管理の費用面でも見通しが立つため、圧倒的な安心感があります。定期的に訪れる整備点検や車検対応のメンテナンスを確実に実施してもらえるので、車両を常に最良の状態に保つとともに、ライフサイクルコストの低減にもつながっています。
(小林) 前任の社長様から、「整備代がもっと安くなる方法は何かないだろうか」というご相談を受け、ご提案したのが最初のきっかけです。國井社長の代になってからも、引き続き整備契約を組んでいただいています。私がカクシメ運送様のご担当になり10年。合計29台を納車させていただきましたが、内、新車17台に関してはすべてUDーTRUSTの契約を結んでいます。高品質な純正整備によるプロの確かな技術力で、日々の安全・安心・安定的な稼働をサポートさせていただいております。