Quon大型トラクターの導入で
母体企業の事業に伴走支援。

 

新日本陸送株式会社様(群馬県高崎市)

登場人物(2026年3月取材当時)

新日本陸送株式会社 代表取締役社長 栁澤 佳雄様

新日本陸送株式会社 常務取締役 澁谷 純様

GNロジパートナーズ株式会社 前橋支店 営業一課 主任 梁瀬 考司

代表取締役社長の栁澤様(左)。母体企業のエスビックには1997年、新日本陸送には2014年にそれぞれ社長就任し兼務されている。常務取締役の澁谷様(右)は、車両・総務を含む管理全般を取り仕切る。就任12年目の栁澤社長の考えや方針を深く理解し、経営のサポートで日々奮闘されている。

GNロジパートナーズ(GNLP)営業職の梁瀬。新日本陸送様の担当になって7年目に入る。前任の営業を引き継ぎ、GKトラクター車両4台を含む、全8台のUD車両の新規導入に繋げた。高い信頼を得た今後は、新日本陸送様の受注を一元管理し、スムーズなアフターサービス体制を心掛ける。

群馬県高崎市に本社を置き、コンクリートブロックやセメント資材を安定供給。グループ企業として建材輸送の専門ノウハウを多く備え、強固な事業基盤を確立していらっしゃる、新日本陸送株式会社様。UDトラックスのQuon(クオン)GK大型トラクター初導入の経緯を、GNロジパートナーズ(GNLP)の梁瀬が、栁澤様と澁谷様に伺いました。

 

原料地に近く消費地にも近い建材輸送専門の群馬県優良企業

(梁瀬)まず御社の事業内容について、特に母体企業エスビックのグループ会社としての関係についてもお聞かせください。

(栁澤)当社の事業としては、母体企業でもあるエスビックの製品輸送を担っており、その原料でもあるバラセメントを太平洋セメントさんから供給輸送するのが主な仕事です。コンクリートブロックは群馬県が国内最大生産量を誇る特産品です。防火性が高く、地震にも強いため、災害時には大きな役割を果たしてきました。もともと群馬県の土地は、榛名山が噴火した時の軽石が豊富にあり、これがブロックの原料になります。しかも、エスビックの拠点がある高崎営業所からは、北関東自動車道・関越自動車道・上信越自動車道へと直に繋がり、首都圏までの距離が僅か110㎞程。日本で一番大きな市場まで目前です。直近では、常総市につくば工場を新設して、常磐自動車道・圏央道と繋がり交通の要衝を増やしています。このように関東随一の好物流拠点の立地を活かして「原料地に近く、消費地にも近い」という、日本で一番有利な場所に当社の輸送機能を集結させています。

 

一台の試験導入から始まったQuonの大型トラクター

(梁瀬)UDトラックスの大型トラクターを7年前に初導入していただきましたが、当時のいきさつについて、詳しくお聞かせください。

(澁谷)最初は、私のところに協力会社の方からUDトラックスの導入を検討してみないかというお声がけがありました。商談に来ていただいた営業の方が、実は高校の同窓生だったこともあり、まずはお話をお聞きしただけでしたが、その後、後任で梁瀬さんにお越しいただくようになりました。当社は昔から、単一メーカーの車両保有が多く、創業者でもある先代社長の意向もあり、2社購買をしていなかったのですが、梁瀬さんはとても親しみやすく、誠実なお人柄で、定期的な訪問とUD車両ヘの熱い想いを語られるたびに、当社とGNLPさんとの関係が徐々に深まりました。そこで私は、UD車両を試験的に導入してみたいという想いを社長に直談判し、まずは1台だけという条件で導入を決めたのが、はじめの経緯です。

(梁瀬)最初のGKトラクターを導入されて、そこから2台、3台と続けてご納車いただきましたが、その決定理由もぜひ詳しくお聞かせください。

(澁谷)試験導入までの間は、用意していただいたデモ車両の仕様を確認したり、埼玉県上尾市のUD本社で工場見学をしたり、何度も試乗を重ねて、UDトラクターの実力を確認し、私自身も納得しました。現在は4台のGK車両を稼働させています。各車両の専任ドライバーからは、とても乗りやすい大型トラクターだという多くの声を聞いています。具体的には、ESCOTのミッション。素早く滑らかな変速で負担の少ない快適な操作性は、ドライバーのストレスや疲労を軽減し安全運転にも繋がると、かなりの高評価が増車の決め手になりました。

セメント資材を袋詰めせずに大量輸送を行う、GKトラクター車両と連結したバルクセミトレーラー(粉粒体運搬車)。長年に渡り建築資材に携わってきた実績とノウハウに強みを持つ新日本陸送は、原料輸送の対応にも長けており、積荷とドライバーにも寄り添った乗り心地のUD車両の存在は欠かせない。

日帰りルートの反復で輸送の安定性と効率化を強化

(梁瀬)2024年問題によるドライバー不足や運行制限による影響に、どのような対策を取られているのかをお聞かせいただけますか。

(栁澤)ドライバー不足は業界にとって切実な課題であり、社会問題にもなっています。2024年に法改正が施行され、人手不足の問題はさらに深刻化しています。当社の場合は、輸送の安定性と効率化を維持強化することが最優先となります。重量物のセメント原料だけでなく、数多くのエスビック製品を、各営業所から販売店や工事現場へ安全かつ正確に届けるための物流品質の維持向上が求められるため、新卒ドライバーではなく、経験豊かなドライバーの中途採用で補っています。先程も申しましたが、高崎営業所やつくば営業所から首都圏へは目と鼻の先。つくば工場からは60㎞程なのでこれほど恵まれた拠点はなく、1日2往復も可能です。日程はすべて日帰りルートなので、スケジュール的にも安定しており、時間内に作業が終わります。人材確保に関しては、ドライバーが新しいドライバーを紹介してくれるなど、新日本陸送の労働環境改善や処遇向上は口コミで広がっており、ドライバーの不足感はないですね。また、宿泊を伴う長距離輸送なども採算が合わないため、運行していません。北海道から奈良県まで、遠方への製品輸送は、30社にも及ぶ協力会社様にお願いしていて、安定供給の輸送体制を強化しています。

本社に勢揃いしたQuon大型トラクター車両の顔つきは、いわば赤鬼。後の高崎市の発展に寄与した、戦国武将・井伊直政の精鋭部隊「赤備え」をなぞらえている。建材輸送という特殊な物流サービスの安定供給を支える本社スタッフの面々は、東日本のインフラを担う気概にあふれ、笑顔と活気に満ちている。

建材輸送事業の更なる特化へGNLPが全面的にサポート

(梁瀬)最後になりますが、現状で抱えられている経営課題や、これからの企業成長の方向性などについてお聞かせください。

(栁澤)セメントや建築資材は、重量があり、積み降ろしや取り扱いに特殊なノウハウが必要です。長年にわたりこれらを専門に扱ってきた実績とノウハウが、新日本陸送の強みです。母体企業からの安定的な輸送需要があるため、事業基盤は強固なのですが、加えて、確実に販売店や建設現場にエスビック製品を個配するという、物流品質の向上にも特化していきたいですね。コンクリートブロックは、減災・防災・国土強靱化に大いに役立ちますが、その製品を毛細血管的な各現場まで個配できるようにするインフラの徹底も一つの社会貢献、当社ならではの大きな使命だと思っています。

(梁瀬)UD大型トラクターの導入を、引き続き計画していただき誠にありがとうございます。またUDトラックスの創立90周年に関し励みになるお言葉を賜り、御礼申し上げます。加えて、これからも共に歩む新日本陸送様のビジネスの更なるご成功とご発展に向けて、最大の輸送量の確保、積載効率の向上や配車計画の最適化の輸送体制をご支援し、経営課題解決のお手伝いができましたら幸いです。栁澤様、澁谷様、本日は誠にありがとうございました。

UDトラックス創立90周年に向けた

お客様からのメッセージ

UDトラックスの創立90周年、おめでとうございます。90年の節目ということは、昭和10年の創立になるでしょうか。日本の終戦から、去年は戦後80年でした。自動車産業があまり確立してないその時代から、産業輸送用のトラックを造り始めたわけですね。長年、世の中の環境変化に対応しながら、現在も繁栄しているということは大変なことです。当社も70周年記念を迎えましたが、UDトラックスはそれを超えて大先輩になります。90周年という業績には非常に尊敬の念を抱いていますし、そのような長寿命会社が特に多いというのは日本産業界の特徴だと思います。今回、当社が導入したQuonのGKトラクター車両ですが、UDトラックスは国内トラクター販売が過去最多の見通しで、シェアは5割ほどと伺いました。当社も、長年に渡り建築資材の輸送に携わってきた実績とノウハウに強みを持ち、ある意味ではお互いに、特定分野に集中することで競争優位を築く特化型事業と言えましょう。今回のUDトラクター導入のご支援とご縁を大切にして、これからも末永いお付き合いをしたいものです。そういったロマンを持った企業様と付き合う機会を、今後もぜひ増やしていこうと思っています。

新日本陸送株式会社:従業員数50人、大型車のドライバー40人。総保有台数37台。1963年創業の、群馬県を代表する輸送会社。グループ企業の一員としての安定的な輸送需要があるため、事業基盤は強固。母体企業のエスビックの建材輸送を行う専業企業としての重要ポストを担い、日帰りルート運行の輸送手段で躍進している。

群馬県高崎市島野町890-4