東京都の副都心エリアに、利便性に長けたモータープールを置き、移動式クレーンオペレーター付のリース業を営む、株式会社大矢運送様。業界の雄として、より安全で効率的なクレーン作業のサービスを提供されています。人も機械も大切にするという企業文化やQuon(クオン)の新規導入への経緯を、当社の木村が役員のお二人にお伺いしました。
東京から日本のインフラを支えオンリーワンの企業を目指す
(木村)まずはじめに、御社の事業内容について、特にQuon GKとCGの新規導入の経緯についてもお聞かせください。
(専務) 当社は、東京都の新木場を拠点に、土木・建設工事現場で、オペレーター付移動式クレーンのリースをメイン事業として実績を積み重ねてきました。建機の車両基地が東京副都心という利便性のあるエリアにあり、日本橋・銀座・八重洲などの再開発地区へも素早く搬送することができ、その機動力の良さでお客様から高い評価をいただいています。また営業エリアは東京近郊のみならず、北海道から九州まで日本各地に広がり、お客様のご要望に応じた最適なクレーンと、高い安全意識と熟練の技術を持ったオペレーターを提供し、多様化するニーズに対応しています。
(常務)直近だと、Quon GKとCGを2024年の5月に合計3台納めていただきました。主に大型クレーンを分解した部材や養生鉄板の搬送にUD車両を使用しています。前任のCAの方が熱心に当社に通っていただいたのと、当時の私たちが希望していた納期と合致したため、導入決定をさせていただいた経緯があります。
HUMAN OHYAの旗印を掲げ関わるすべての人々を幸せに
(木村)社名の横に「HUMAN OHYA」というサブタイトルを掲げられていますが、その意味合いや大切にされている考えをお聞かせください。
(常務)日本語ではそのまま「人間・大矢」となりますが、2つの意味が込められています。まず、人も機械も大切にするということ。いくら最新鋭のクレーンを導入しても、操れる人間を確保しないと売り上げには繋がりません。私たちの事業で一番大切なのは、社員、つまり人だと思っています。加えて世間一般から見ても、私たちの商売道具であるクレーンは、大きく怖い印象を持たれやすいもの。ただし操縦するのはあくまでも人間です。強く優しい力持ちのごとく、クレーンに気持ちを宿して作業し操縦しようという意味も込められています。このようにHUMAN OHYAのサブタイトルには、社内的にも社外的にも、人を想い人に優しくすると言う意味を込め大きく掲げています。例えば中古で購入したクレーンなども、必ずオールペイントを施して大矢運送の一員にします。色を塗ると愛着が湧き、長く使いたくなります。また、建機を売買する際には、必ず納車式やお別れ式を開いてお神酒をあげます。HUMAN OHYAの精神のもと、機械も従業員たちと同じように大事に取り扱っています。