ボルボFH 2025年モデルの販売を開始

~効率的で安全なトラック輸送のためのイノベーションを備え、アップグレード~
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ボルボ・トラックの日本国内でのインポータ業務を担うUDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、社長CEO:伊藤公一、以下「UDトラックス」)は本日、ボルボFH 2025年モデルを発売しました。ボルボFH 2025年モデルは全国のUDトラックス販売拠点およびボルボ・トラック正規ディーラーにて順次販売を開始します。アップグレードされた安全装備を搭載し、ビジネスの効率性、安全性、生産性に対して厳しく求められるご要望にお応えしていきます。

「ボルボFH 2025年モデルは、特に安全装備とキャブラインアップを拡充させました。ドライバーの皆さまのパフォーマンスを最大限に引き出すキャブとボルボのテクノロジーで、運送事業者の皆さまにもサステナブルなソリューションを提供します」とボルボ・トラックセールス、バイスプレジデント関原紀男は述べています。

さらに、「車両前面とステアリングにあるボルボ・アイアンマークのエンブレムを大きく、かつシンプルなデザインにアップデートしました。これまで以上に、現代的でスマートな印象を与えます。また、以前販売していた4x2トラクター、スリーパーキャブをラインアップに復活させ、より幅広い仕様に対応できるようにしました。今日、運送業界ではドライバーの労働環境が重視されていますが、ボルボFH 2025年モデルは、安全性、快適装備が拡充し、ドライバー満足の向上に寄与します」とコメントしています。

ボルボFH 2025年モデルの主な特徴は以下の通りです。

  • ドライバーサポート機能を拡充(レーンキーピングアシスト、パイロットアシスト、道路標識認識機能、衝突被害軽減ブレーキの機能をアップデート)

    レーンキーピングアシスト:車線維持支援システムは、意図せず車線を逸脱しそうになった場合に、緩やかな補正操舵を介入させ、トラックを車線内に戻し、ステアリングホイールの振動によってドライバーに注意を促す機能です。55km/h以上の速度で作動します。

    パイロットアシストACCAdaptive  Cruise Control)が作動しているとき、継続的にステアリングを介入し、車両が車線内を走行し続けるよう、誘導するシステムです。これにより、ドライバーは自動運転に似た感覚*で走行できるようになり、ドライバーの疲労軽減にも寄与します。時速5km/h以上で有効にでき、090/hで機能します。
    *パイロットアシストが機能するにはハンドルに⼿を置く必要があるため、自動運転システムではありません。

    道路標識認識機能:車両のカメラが道路標識を認識すると、インストルメントディスプレイ内に標識のアイコンが表示されドライバーに通知(すべての道路標識を認識、表示するものではありません)。不慣れな道路などで、ドライバーの運転をサポートします。また速度制限標識を感知した状態で、標識の速度を超過するとドライバーに速度超過の警告音を発します。

    サイドディスプレイ内の車両設定で標識認識機能、速度超過警報をOFFにすることも可能です。

    フロントショートレンジアシスト:衝突被害軽減ブレーキに、人検知機能が追加されました。 停止時または10km/h以下で走行中に、車両前方にいる歩行者や自転車などをカメラとミリ波レーダーが検知すると、ドライバーに警告します。ASVAdvanced Safety Vehicle)の導入補助対象装置となっています。

  • キャブラインアップを拡充*

    4x2トラクターにスリーパー(標準ルーフ)キャブ、6x4トラクターにハイスリーパー(ハイルーフ)キャブを追加しました。これにより、トラクターでは、アクスル構成にかかわらず、どのタイプのキャブでも選択できるようになりました(6x4トラクターのハイスリーパーキャブは、フルエアサス車のみ)。

  • 車内装備をアップデート*

    USBポートType-AからType-Cに変更され、2穴x3箇所の計6穴に増えました。

    スリーパーコントロールパネル:キャブ後方壁にスリーパーコントロールパネルが設定されました。室内灯、オーディオ、アラームなどをベッドで休みながら操作することができます。

    ステアリングのストークスイッチ:ワイパースイッチを左側のウインカーレバーに統合し、ストークレバーの本数は従来の3本から2本となりました。

    左レバー:ライト切り替え+方向指示器+ワイパー

    右レバーVEB+(ボルボ・エンジンブレーキ・プラス)+トレーラーブレーキとなります。総合的な機能に変更はありません。

  • ボルボ・アイアンマークのエンブレムデザインをアップデート*

    これまでより大きく、シンプルなデザインになりました。よりコントラストが強調された、デジタル時代に合わせた現代的なデザインになりました。

  • 各種法規に適合(タイヤ・サイバーセキュリティ)*

    ・タイヤが発生させる騒音に関する規制に適合させました(装着タイヤは2024年モデルから変更はありません)。

    ・タイヤ取付に関する規制に適合させました。

    ・車両に対するサイバーセキュリティ対策、管理プロセス構築等に関する規制に適合させました。

    ・車両に対するソフトウェアアップデートの手順構築、管理プロセス構築等に関する規制に適合させました。

  •  エンジン

    エネルギー効率を最大化したボルボD13eSCRエンジンを搭載。(470/551PS。一部仕様では470PSのみ)エンジンの内部損失を最小限にすることで低燃費を実現します。

    D13 eSCRエンジン専用の燃料フィルターおよびオイルフィルター、エアフィルターは濾過能力と高い耐久性を兼ね備えています。これら高品質フィルターによりエンジンは本来の高い性能を長期にわたり持続することが可能です。

  •  電子制御式トランスミッション、I-シフト

    エンジンに合わせて開発されたトランスミッションは、スムーズなギアチェンジと調和のとれた走りで、ドライバーの思い通りのパフォーマンスを可能にします。優れた静音性と操作性でドライバーの疲労軽減や安全運転に寄与します。

    4つのドライブモード(エコノミー、スタンダード、パフォーマンス、オフロード)から、走行条件に合わせたモードを選択できます。また、変速レスポンスに優れたI-シフト・デュアルクラッチ(一部車種にオプション設定)や高い駆動力を発揮するクローラーギアなど、走行条件に応じたバリエーションを用意しています。

  •  環境への配慮

    排出ガス以外の有害物質による環境への影響に配慮し、ボルボ・トラックは有害な粉塵を低減するブレーキパッドを採用しています。

  •  サービス契約により、お客さまのキャッシュフローを改善

    ボルボ・トラックは、保証付きメンテナンスパッケージ商品として、毎月定額のボルボ・ブルー・プレミア契約を提供しています。メンテナンスコストの変動がないため、物流事業者の事業の安定と保障の延長に貢献します。

<国内の充実したネットワーク>

全国に約180拠点あるサービスネットワークを通じ、お客さまの稼働率の向上を支えます。ボルボFH 2025年モデルは、全国のUDトラックス販売拠点およびボルボ・トラック正規ディーラーで取り扱います。

安全機能、ドライバーサポート機能の各装置はドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識・制御能力)には限界があります。各システムは、いずれも道路・天候状況、車両状態等によっては、作動しない場合や十分に性能を発揮できない場合があります。

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