持続可能な物流に向けた挑戦 -UDトラックスの酷寒の地での寒地走行試験-

UD Trucks News | April 18, 2022

「物流を止めない」。トラックは、社会の血脈である物流機能を維持するため、どんな過酷な条件下においても高い耐久性を発揮しなければなりません。気象、環境、インフラの整備状況のいかんにかかわらず、社会・経済活動を支える車両を提供することで、持続可能な物流と誰も取り残さない社会を実現するよう、UDトラックスは北海道北見市と協力し、車両の寒冷地試験を継続的に実施しています。

寒地走行試験とは、厳寒の使用環境下でトラックの走行試験を実施し、走行・耐久性能を確認し、ユーザーの安全や稼働率向上に繋げるために実施されるものです。寒地走行試験には、極寒の自然環境だけでなく、地元自治体の協力、広大な土地、エンジニアのための宿泊施設、病院、車両故障対応が可能なサービス工場による修理体制、地元業者が提供する造成技術を必要とします。

UDトラックスは、こうした諸条件を兼ね備えている北海道北見市において1985年から毎年1〜3月にかけて寒冷地試験を実施しています。寒冷地試験には、北見振興公社や地元の今泉造園から多大な協力を受けています。

「UDトラックスは『物流を止めない』という社会の使命を果たすために、寒冷地での性能をしっかり確保しなければいけません。北見振興公社や地元の協力会社の多大なるサポートを受けている北見での寒冷地試験は、この使命を果たすために決して欠かすことのできない試験です」(UDトラックス コンプリートビークルバイスプレジデント 仙元繁和)

性能評価における厳しい使用環境の再現の必要性
寒冷地試験では、1)寒冷地での走行・発進性能、スラローム(旋回)性能、安全性能などの評価、2)氷点下で放水・凍結させての車両の状態確認、3)試験方法確立の調査、4)滑りやすい路面での操縦安定性、発進性、着雪、凍結、寒冷地での暖房性などの評価、5)低温時のエンジン性能、排ガス浄化装置システムの評価、を行っています。

こうした性能評価を精密に行うためには、より厳格な使用条件を再現した路面の造成技術が必要になります。

「シャーベットの作り方の工夫を重ねることで、何回走ってもシャーベットの路面が壊れないよう造成しています。少しでも良い路面を作って実験がうまくいくようにお手伝いしていきたい」(今泉造園代表取締役 木村清氏)


UDトラックスは、1985年から北見で寒地試験を実施、北見市の多くのステークホルダーと良好な関係を築いています。 「今回で37回目の寒冷地試験になります。北見市を選んでいただき継続的に来ていただいて感謝しています」(北見振興公社常務理事 今豊明氏)

地域の物流課題解決への挑戦
日本の国土面積の約60%が積雪寒冷の度合いがはなはだしい、雪寒地域に属し、そこには全人口の約4分の1にあたる2800万人余りが暮らすなど、日本の経済社会において重要な位置を占めています。UDトラックスでは、豪雪地帯が冬期の経済・社会活動を維持する上で人流や商流の手段を確保するため、厳格な寒冷地試験だけではなく、その他にもさまざまな取り組みを促進しています。

例えば、UDトラックスは現在、国内唯一の総輪駆動除雪車メーカーとして、除雪車両の納入やプロフェッショナルによる除雪車の整備を通じ、青森空港除雪隊「ホワイトインパルス」などの除雪活動を支えています。

当社は長期戦略である「Better Life(ベターライフ)」の理念に基づき、物流業界に携わる企業の社会的責任として、当社が有するソフト及びハードパワーを有効活用し、ステークホルダーの皆さまと共に物流業界に寄り添ったソリューションを提供します。

UDトラックスは「Better Life(ベターライフ)」という新たなパーパス(存在意義)を導入し、「Better for Logistics(より良い物流)」「Better for the Planet(より良い地球環境)」「Better for People(より良い社会)」「Better for Business(より良いビジネス)」の実現に邁進しています。「Better Life」は持続可能なバリューチェーンを構築することで、環境負荷の低減、顧客満足度の向上、収益性の向上、そして働きがいのある職場環境の実現を通じ、持続可能な社会に向けた新たな社会的価値を創出することを目的としています。

■寒地走行試験の動画
「地域と強い絆で結ばれたUDトラックスのクルマづくり」 はこちらからご覧いただけます。

当ニュースに関するお問い合わせ先
UDトラックス広報

Info.udtrucks.japan@udtrucks.co.jp

【UDトラックスについて】
UDトラックスは世界60カ国以上で先進的な輸送ソリューションを提供する日本の商用車メーカーです。1935年の創業以来、「時世が求めるトラックとサービスを提供する」というビジョンを掲げ、

革新的な技術の開発で業界をけん引してきました。より高い満足を求めるお客様のため、私たちは信頼性の高いソリューションにより、スマートロジスティクスの実現に向けて取り組んでいます。大型トラック「クオン(Quon)」「クエスター(Quester)」から中型トラック「コンドル(Condor)」「クローナー(Croner)」、小型トラック「カゼット(Kazet)」「クーザー(Kuzer)」までのフルラインアップ、そしてカスタマーサービスと販売金融により、世界各国の様々なお客様のニーズに対応しています。

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