細野和人 車両プロジェクト統括責任者
「私のミッションは、現行クオンの強みを引継ぎつつ、さらには、品質レベルを落とすことなく、8Lエンジン搭載の車両開発プロジェクトを期間内に仕上げることでした。開発の初期段階で国内販売担当者など一部の従業員に試作車に試乗してもらいました。そこで得た意見が我々開発メンバーのモチベーション向上に繋がり、プロジェクトに弾みがつきました」
川原淳一 8Lエンジンプロジェクト統括責任者
「私は、このプロジェクトが始まる際、お客様が求める商品は何かについて、商品開発担当者や国内販売担当者と真剣に話し合いをしました。その結果、お客様が求める商品開発ができたと自負しています。
エンジンは、欧州向けの8Lエンジンを日本仕様に設計し直し、欧州向けと同仕様の可変容量ターボを採用することで軽量化を実現しました。またお客様のメンテナンスの負担も軽減することができました。また、車両発進性は妥協せずESCOT-Ⅵとのきめ細かな適合によりスムーズな発車ができるようにしました。この開発には日本のエンジニアのみならず、フランスやスウェーデンなどボルボ・グループの仲間から多くのサポートをしてもらい、開発期間が短いながらも、無事にここまで達成することができたと思います」
清水禎大 車両プロジェクト開発責任者
小排気量エンジンは車体の軽量化という大きなメリットがありますが、やはり11Lに比べて排気ブレーキ力が劣ります。そこでパワートレイン開発や実験と協力しオートシフトダウンの玉成を図りました」
望月武文 8Lエンジンプロジェクト開発責任者
「Quonへの小排気量エンジンの搭載は9年ぶりになります。小排気量エンジンによる軽量化はお客様のニーズが大変高いので、市場に出すことができてよかったです。このプロジェクトを一言で表すと“バランス”だと思います。ボルボ・グループ共通プラットフォームエンジンをベースに、日本のお客様の使い方にぴったり合うような適合を施すことに多くのエネルギーを注ぎました。これにより走行性能、使いやすさ、信頼性、コスト等で最大の成果を出すことができました。試乗会で『小排気量なのにビックリした。走るね!』『GH8に対する考えが変わった。いける!』と言われたときは本当に嬉しく、パワートレイン部署のみんなと喜びを分かち合いました。様々な苦労を重ね、自信を持ってお客様に提供できる商品に仕上げることが出来ました。乗れば実感頂けます」
苦労を乗り越え笑顔で完成を喜ぶ、プロジェクトメンバーの仲間たち
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UDトラックス広報