女性のけん引ドライバー入社を機に
Quonトラクター運行を開始。
 

株式会社 弘和通商 様(北海道札幌市)

登場人物(2026年8月取材当時)

株式会社弘和通商 代表取締役 長谷川 朋弘 様

株式会社弘和通商 運送事業部 大型ドライバー 松嶌 亜依 様

UDトラックス北海道株式会社 札幌東支店販売課 カスタマーアドバイザー 小松 祐也

2007年に社長就任した長谷川様。社員の幸せが、仕事の充実感やお客様への満足感に直接繋がることを意識しながら、社員一人ひとりとその家族を大切に考える経営改革を進め同社を率いてきた。入社当時から「ピカイチの会社」と言われることを目標に、北海道の物流に深く貢献していきたいと語る。

UDトラックス北海道・カスタマーアドバイザー(CA)の小松。上司の販売課長から業務を引き継ぎ、弘和通商様の担当になって3年目。今は中型の4t車両をメインに、増えてきた大型車両のサポートを一手に引き受け、同社の納車に尽力している。今後も、スムーズなアフターサービス体制を常に心掛ける。


北海道の食品物流インフラを支える企業として、青果物を中心とした定温輸送や保管サービスを幅広く展開されている株式会社弘和通商様。女性が物流業界で長く安心して働ける環境づくりにも取り組まれています。UDトラックスのQuon(クオン)トラクターの初導入に至ったその経緯を、UDトラックス北海道の小松が、長谷川様、松嶌様にお伺いしました。

 

食品輸送に特化した専用車両で、北海道流通の一貫体制を実現

(小松)まずはじめに、御社の事業内容について、特に車両ラインアップを含む車種構成についてもお聞かせください。

(長谷川)当社は、1978年の創業以来、北海道の札幌を拠点に食品物流を中心とした運送・倉庫事業を展開する物流会社です。食品輸送に強みを持ち冷蔵車・冷凍車を保有(2〜11t)、倉庫保管から配送までを一貫して行うことで、食品メーカーや小売業者様の物流を支えています。また近年は、大型トラクターヘッドと連結したトレーラーでの運送業務にも積極的に対応しており、「北海道の食の流通を支える物流インフラ企業」として幅広い事業を展開しています。
 

けん引免許を持つ女性の入社でトラクターを導入し事業拡大

(小松)御社で、Quon GKトラクターを初導入した際の詳しい経緯をお聞かせください

(長谷川)2021年のころ、業務拡張を考えてトラクターヘッドの導入を検討していました。当時、UDトラックスには色々とご相談していたのですが、仕事の仕入れ先や金額との兼ね合いで、購入を一度断念していたのです。そんな中、ドライバー募集の面接を受けに来た松嶌の履歴書を見たら、大型免許だけでなくけん引免許までも取得していて、そのタイミングに驚きましたね。実車経験はまだなく、免許の保有のみということだったのですが、「ゆくゆくはぜひ乗りたい、けん引ドライバーになりたい」という彼女の熱意と意気込みを受けて、「すぐにでもトラクターヘッドを購入するので、うちに来てくれ」と説得しましたね。

(松嶌)熊本から北海道へ転居し、大型の運転免許を活かせる仕事を探していて、最初に受けた運送会社が弘和通商でした。下調べをしていて、ホームページの印象が一番良かったのもあります。今思うと、弘和通商に引き寄せられたというか、人の出会いと縁は不思議であり大切だなと感じました。入社後はフォークリフトの免許も取得しました。青果物輸送もパレット化するなど、働きやすい環境で仕事をさせてもらっています。

(長谷川)北海道という地域的な要因でもあると思いますが、やはりドライバーの労働時間の制限がある中で、有人では遠く本州までは単車での輸送が難しくなり、フェリーでの無人航送が多くなっています。地方の国道を見ていると、単車よりもトレーラーの数が断然多くなっていますね。そういう意味でもトレーラー輸送が北海道での主流になってくるのだろうと、松嶌が入社する以前から思っていました。当社はトラクターヘッドをそれまで保有していなかったので、いずれはチャレンジしたいと考えていた矢先でのちょうどよいタイミングでしたね。今後もUDトラックスのトラクターの増車は続けていきますよ。

(小松)UD製品をご愛顧いただきありがとうございます。私がCAとしてご担当させていただくようになりまだ3年ですが、今後も御社のビジネスに有益な新車両の製品案内など、逐次ご案内させていただきます。

2021年に、けん引ドライバーとして弘和通商に入社した、松嶌様。普段は、ピンクのストライプが入った自分専用のGK車両に乗車している。運転しやすいESCOTと、積荷に優しいエアサスペンションの性能を実感し、その品質に満足されているという。

多様な人材を受け入れる施策で深刻な人手不足の問題を解消

(小松)女性ドライバーの採用など、従業員の活躍推進に積極的に取り組まれている背景や、課題などをお聞かせください。

(長谷川)従業員の縁故や求人サイトでの募集では、なかなかいい人材が集まらないというのが現状です。中小の運送会社では、人を集める能力のあるところしか生き残らないというのは、15年くらい前から私は予見していました。これからは少子高齢化でドライバーの平均年齢も上がっていきますし、年を取っても、体力が落ちてもできる仕事、女性でも安心してできる仕事に環境変化させていかないと、運送会社は立ち行かないということを常に投げかけてはいます。

(小松)具体的に人材募集に関してどういう施策を講じているのかお聞かせください。

(長谷川)松嶌の入社もそうですが、女性ドライバーの候補としてはミャンマーから2人外国人特定技能実習生を受け入れています。免許の取得だけではなく、日本語教育や住居の世話など課題は山積みで、今は倉庫作業を手伝ってもらっています。それから大きな施策として、私が心から賛同している日本財団の職親プロジェクトという事業があります。職親とは、職の親になる。つまり元受刑者の更生と社会復帰を目指すプロジェクトです。これまで門戸を開いてこなかった人材活用も視野に入れ、女性や外国人雇用に加えて大きな可能性があると考えています。当社は自前の整備工場があるのですが、受刑前の職場では整備士の経歴をもつ者を工場長に迎えました。他の社員に技術指導するほどの逸材で、人としても立派だと感じました。最初に職親プロジェクトで迎えたのが彼なので、今後はもっと採用してもいいと思いましたね。

福利厚生や資格取得支援制度が整備され、働きやすさの面で高評価の弘和通商様。特にドライバー職では、一人で業務を進める時間が長く、自分のペースで仕事がしやすいという声も多い。労働環境に恵まれ、心身ともに安心して長く続けられる雰囲気の職場で明るく働く本社営業所の面々。

企業体力を高めて今後も成長・UDトラックスが全面サポート

(小松)最後になりますが、これからの企業成長の方向性についてもお聞かせください。

(長谷川)当社は、創業48年目ですが、100年企業を目指し永続していける仕組みを考えています。私の代で出来る限りの土台を構築した上で、次の代、また次の代に受け継いでもらえればと思っています。具体的には、コーワ・ロジスティクスのグループ化として第一弾の統合が終わりました。また生鮮食品関係の物流に関しては、今までの中長距離輸送に加えて、スーパーやコンビニの店舗納品も当社の得意分野なので、さらなる業務拡張を目指して、北海道の流通を活性化させていきたいと考えています。

(小松)今後も弘和通商様のビジネスのさらなるご成功に向けて、お役に立てる提案をいち早くご用意いたします。そのための安全稼働の維持向上、故障頻度を減らせる施策など、高品質なアフターサービスの展開で会社経営をサポートできる橋渡しの役ができればと思います。 長谷川様、松嶌様、本日は誠にありがとうございました。


株式会社弘和通商

1978年創業。主な事業は、トラックによる生鮮食品輸送、冷凍・冷蔵物流センターの運営、コンビニなどに向けた店舗納品など。北海道の食の流通を支える物流インフラ企業。運送だけでなく倉庫管理や物流業務の効率化支援も行い、近年はEC物流にも対応し、多様化する物流のニーズに応える「総合物流企業」としての事業を拡大し成長している。

北海道札幌市東区本町1条11丁目9番19号