UDトラックスとして再出発

UDトラックスとして再出発

2007年に、当社はボルボ・グループに入り、2010年には社名をUDトラックスへと変更した。

また、ブランド名もUDトラックスへと統一し、創業以来培ってきた技術やノウハウを基盤に、グローバルな存在感を放つ先進的なトラックメーカーとして再出発した。当社は、世界有数の商用車量メーカーであるボルボ・グループの優れた技術とUD技術のシナジー効果を発揮して、世界のユーザーが求める新時代にふさわしいトラックを開発・提供していく。その第1弾となったのが2011年にフルモデルチェンジしたコンドルシリーズである。エンジンには、新コモンレールを採用したGH5TA型エンジンなどを搭載している。クオンシリーズに続いて、排ガス浄化に尿素SCR触媒を採用し、UDPC(UDパーティキュレート・クリーニング)との組み合わせで、NOxを効果的に低減させることで、エンジンの燃焼効率を高めることに成功、燃費低減とパワー・トルク向上を両立している。

この結果、シリーズ全車が、ポスト新長期排ガス規制をクリアすると同時に、2015年度重量車燃費基準をも達成している。キャブデザインは、クオンとのファミリーアイデンティティを図り全面的にモデルチェンジされた。このクラストップの広い室内空間を確保しつつ、空力特性を高めて燃費性能の向上につなげている。さらに、室内の居住性を一段と向上させ、剛性の高いキャブ、ニープロテクターの標準装備などにより、衝突時のドライバーの安全を守るシステムも充実した。新しいコンドルシリーズは、GVW8トン積みのMKシリーズを主力に、10~11トン積みのLKシリーズ、GVW14~15トン積みのPKシリーズ、さらにGVW2 0トン積みのPWまでワイドバリエーションを揃え、多様なニーズに応えている。