「SmartHR(スマートエイチアール)」を採用 人事関連業務のDXと戦略人事化を加速

smart hr

UDトラックス株式会社はこの度、株式会社SmartHRが運営するクラウド人事労務ソフト「SmartHR(スマートエイチアール)」を採用し、 デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の一環として人事関連業務のデジタル化を促進することを決定しました。労務管理や給与計算業務などの管理・オペレーションをデジタル化することで、多様化する働き方に対応した職場環境を実現するとともに、戦略的人的資源管理を通じ、当社が掲げるパーパスである「Better Life(ベターライフ)」の実現に向けたさまざまな取り組みを加速します。

UDトラックスは、顧客や社会のニーズを起点としてデータとデジタル技術を利活用してビジネスモデルを変革するとともに、組織、企業文化・風土を変革し、競争優位を確立することをデジタルトランスフォーメーション (DX) と定義し、パーパス(存在意義)である「Better Life(ベターライフ)」を実現する上で欠かせない重点領域として DX ジャーニーを推進しています。

DX ジャーニーでは、生産計画や品質管理の情報などに関するビッグデータの一元管理、コアビジネスのデジタル化、Microsoft 365 導入によるコミュニケーションの見える化やデジタル化、データを用いて定型化された事実法則に基づいた意思決定をするエビデンス・ベースド・マネジメントの採用などを通じた、データ・ドリブン文化の確立に向けた取り組みを進めています。

コアビジネスのDXを支える人事業務のDXを実現
UDトラックスは、多様で異なる考え方を受容することで、固定概念に囚われない革新的で柔軟なアイデアを創出し、一人ひとりが生きやすさや居場所を感じられる職場環境を実現することを目的として、社内コミュニケーションのデジタル化やアドレスフリー化などを進めていきました。

しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、働く環境は大きく変化し、これまで日常的に行われていた書類による申請対応など従来型の労務管理業務は成り立たないと考え、デジタル化を軸とした業務環境の改善を進めています。

労務管理や給与計算業務などの管理・オペレーションの見直しを進める中、1)手作業での煩雑なデータ作成が多い、2)膨大な紙の取り扱いにより生産性が下がり、業務効率が上がらない、3)現業に従事することに時間を費やすため、未来志向のチャレンジに着手しづらい、などが喫緊の課題となっていることがわかりました。

上記の課題解決にあたり、1)多言語対応が可能なサービスであること、2)ITに不慣れな社員でも直感的に操作できる使い勝手の良さ、3)新しい働き方に合わせ、業務のデジタル化を推進、4)不確実性が高い時代における戦略的人的資源管理を支援する「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」などのリソースマネジメント、などの要件を満たすシステムとして、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を選定しました。

従業員約6000人を対象として3ヶ月で「SmartHR」導入を完了し、中途・新卒採用業務において年間換算で約10,000枚の紙の削減、および約40種類あった社内申請書類をSmartHR上で実現するなど、喫緊の課題に対して大きな効果が見込まれます。

戦略人事で成長戦略と企業変革をサポート
一方で、新興感染症、地政学的リスク、そして不透明化するグローバル経済など経営環境の急変や競争激化が顕著な今日にあっては、人事も、データとデジタル技術を利活用して、「ヒト」の側面から企業の変革を牽引する機能を獲得することが将来の大きな課題になっています。

このため、当社の海外拠点ではこれまで、国ごとに人事施策を講じていましたが、データとデジタル技術を利活用した新たな価値創造を戦略人事面から強力にサポートするため、今後は「SmartHR」などを活用することで、世界中のリーダー人材を一元管理するデータベースの構築など、システムの力を使ってグローバルでの標準化・統一化を進めます。

データ・ドリブン文化の整備を進める一方で、当社はダイバーシティ&インクルージョン(D&I)文化の醸成を通じ、働き方に対する価値観に対応した働きがいのある職場作りに積極的に取り組んでいます。

2011年に管理職向け「D&I」研修を開始した後、2014年からは年に1度「D&Iウィーク」という期間を設けて、各種セミナーやイベントを実施しています。全国に散らばる女性社員が本社に集い、働きやすい職場について意見交換を行ったり、社員が自分の国の文化を発表したりなど、さまざまな催しを開いています。

また、2015年に日本型の雇用慣行である年功序列を廃止し、ジョブ型雇用を導入したほか、新卒採用にも職種別による採用を取り入れ、ミスマッチの低減を実現しています。

新たな価値創造に挑戦
こうした取り組みを通じ、性別、国籍、年齢、民族、性的指向、心身の障害、経歴、経験などにかかわらず誰もが等しく働くことのできる環境、そして一人ひとりの情熱と才能が尊重され解放され、誰一人取り残さない社会の実現を目指しています。

当社は長期戦略である「Better Life(ベターライフ)」の理念に基づき、企業の社会的責任として、今もこれからも、私たちにできることを考え、ステークホルダーの皆さまと共に社会に寄り添った新たな価値創造に挑戦します。

UDトラックスは「Better Life(ベターライフ)」という新たなパーパス(存在意義)を導入し、「Better for Logistics(より良い物流)」「Better for the Planet(より良い地球環境)」「Better for People(より良い社会)」「Better for Business(より良いビジネス)」の実現に邁進しています。「Better Life」は持続可能なバリューチェーンを構築することで、環境負荷の低減、顧客満足度の向上、収益性の向上、そして働きがいのある職場環境の実現を通じ、持続可能な社会に向けた新たな社会的価値を創出することを目的としています。

当リリースに関するお問い合わせ先
UDトラックス広報
Info.udtrucks.japan@udtrucks.co.jp

【UDトラックスについて】
UDトラックスは世界60カ国以上で先進的な輸送ソリューションを提供する日本の商用車メーカーです。1935年の創業以来、「時世が求めるトラックとサービスを提供する」というビジョンを掲げ、

革新的な技術の開発で業界をけん引してきました。より高い満足を求めるお客様のため、私たちは信頼性の高いソリューションにより、スマートロジスティクスの実現に向けて取り組んでいます。大型トラック「クオン(Quon)」「クエスター(Quester)」から中型トラック「コンドル(Condor)」「クローナー(Croner)」、小型トラック「カゼット(Kazet)」「クーザー(Kuzer)」までのフルラインアップ、そしてカスタマーサービスと販売金融により、世界各国の様々なお客様のニーズに対応しています。

UDトラックスはいすゞ自動車株式会社のグループ企業です。