UD Trucks

重量車燃費基準を達成した、大型トラクタ「Quon」GKシリーズ、大型都市間高速・観光バス「スペースアロー」、 大型路線・自家用バス「スペースランナー」を発売 ~国内で初めて重量車燃費基準を達成~

2006.06.01 | 印刷

2006年6月1日

   


日産ディーゼル工業(株)(社長 仲村 巖)は、世界で初めて策定された重量車燃費基準に、大型トラクタ「Quon」のGKシリーズ(GE13TC型エンジン・12段トランスミッション搭載車)、大型都市間高速・観光バス「スペースアロー」、大型路線・自家用バス「スペースランナー」(一部を除く)を国内で初めて達成させ、トラクタは2006年6月12日(月)、大型バスは6月2日(金)より発売する。 

今回発売する、重量車燃費基準達成車は、車載用の排出ガス浄化システムとしては世界初の尿素SCRシステム「FLENDS(フレンズ)」を搭載し、燃費の向上を実現して重量車燃費基準を達成するとともに、平成17年(新長期)排出ガス規制にも適合している。 

重量車燃費基準は、「エネルギーの使用の合理化による法律」の改正により(通称:改正省エネ法)、2006年4月1日から施行された重量車に対する燃費基準である。2015年度(平成27年度)を基準達成の目標年度とし、トラック・バスメーカーは車両総重量ごとに定められた重量車燃費値の基準達成と、2006年4月以降に販売する新型車について、商品カタログへ燃費値を表示しなければならない。 

当社は、今後も尿素SCRシステム「FLENDS」を搭載した重量車燃費基準達成車を順次発売し、燃費の向上により、地球温暖化の原因であるCO2の削減に積極的に取り組んでいく。 

1.重量車燃費基準達成技術「FLENDS」 

  • 尿素SCRシステム「FLENDS」は、まず、エンジン本体で燃料を超高圧燃料噴射し、燃料を微粒化することで、燃焼効率が向上するため、燃費の向上と同時にPMの削減も実現した。この際、トレードオフにより、NOxが大幅に増加するため、これを後処理技術である尿素SCR触媒で削減する。
  • 大型トラクタ「Quon」では、新世代ユニットインジェクタを採用したGE13TC型エンジンと尿素SCR触媒による「FLENDS」、大型バスではコモンレールを採用した軽量コンパクトなMD92型エンジンと尿素SCR触媒による「FLENDS」を搭載している。

2.重量車燃費基準達成車の燃費値

車種 カタログ燃費値 目標燃費値
大型トラクタ「Quon」GK 3.10km/l 3.09km/l
大型都市間高速・観光バス「スペースアロー」 3.65km/l 3.57km/l
大型路線バス「スペースランナー」 4.25km/l 4.23km/l
大型自家用バス「スペースランナー」 4.20km/l 4.06km/l

3.発売価格 
東京地区メーカー希望小売価格

車 型 エンジン
最高出力
仕 様 消費税抜
価格(円)
消費税込
価格(円)
★AKG-GK4XAB GE13TC
302kW(410PS)
大型トラクタ「Quon」GK
エアサス ESCOT-ATⅣ
第5輪荷重 9.5t、W/B:3,180mm
14,766,000 15,504,300
★PKG-RA274RBN MD92TK
257kW(350PS)
都市間高速バス「スペースアロー」
ハイデッカ 超デラックス
32,910,000 34,555,500
PKG-RA274KAN MD92TJ
220kW(300PS)
路線バス「スペースランナー」
ノンステップバス 都市型 前乗り
23,490,000 24,664,500
PKG-RA274TAN MD92TJ
220kW(300PS)
自家用バス「スペースランナー」
デラックス
18,160,000 19,068,000
(★印:写真添付車両)

以上



<参考資料>重量車燃費基準について


1.重量車燃費基準について
(1)重量車燃費基準の概要 
  • 重量車燃費基準は、地球温暖化対策及び省エネルギー対策をより一層推進するため、軽油を燃料とする車両総重量3.5トン超の貨物自動車及び乗用自動車(乗車定員11名以上)に課せられる燃費基準。
  • 2015年度(平成27年度)を基準達成の目標年度とし、トラック・バスメーカーは車両総重量ごとに定められた重量車燃費目標基準値の達成と、2006年4月以降に販売する新型車について、商品カタログへの燃費値表示などが義務づけられている。
  • この燃費基準が達成された場合、目標年度2015年度に出荷される重量車の平均燃費は車両総重量3.5トン超の貨物自動車について、2002年度と比較して約12.2%向上するものと推測されている。
(2)燃費値測定方法
  • 燃費の測定方法はシミュレーション法とする。実測したエンジン燃費マップを用い、エンジンを搭載する車両の仕様に基づき「モード運転(=都市内走行モード+都市間走行モード)」をコンピュータでシミュレーションにより再現し、燃費を算定する。
(3)重量車燃費基準達成車の周知方法
  • 重量車燃費基準を達成した重量車については、車体の見やすい位置にステッカーを貼付する。
【重量車燃費基準達成車ステッカー】
 

2. 重量車燃費基準達成による税制優遇措置
重量車燃費基準達成車および平成17年(新長期)排出ガス適合車には、排出ガス値の低減率によって、自動車取得税の優遇措置がある。
【自動車取得税優遇措置-通常税率:営業用3%、自家用5%】
排出ガス値低減率 該当区分の燃費基準
未達成 達成
平成17年(新長期)排出ガス規制
適合
優遇措置:なし
排出ガス規制識別記号:ADG-
優遇措置:1%減税
排出ガス規制識別記号:AKG-
当社該当車種:「Quon」トラクタ
平成17年(新長期)排出ガス規制値
からNOxもPMも10%低減
優遇措置:なし
排出ガス規制識別記号:BDG-
優遇措置:2%減税
排出ガス規制識別記号:BKG-
平成17年(新長期)排出ガス規制値
からPMのみ10%低減
優遇措置:なし
排出ガス規制識別記号:PDG-
優遇措置:2%減税
排出ガス規制識別記号:PKG-
当社該当車種:大型バス
平成17年(新長期)排出ガス規制値
からNOxのみ10%低減
優遇措置:なし
排出ガス規制識別記号:NDG-
優遇措置:2%減税
排出ガス規制識別記号:NKG- 

以上