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「'04-'08新長期経営計画」の策定並びに業績の修正について

2003.09.30 | 印刷

2003年9月30日

日産ディーゼル工業(株)(社長 仲村 巖)は、将来の経営環境の変化に備えるため、昨年9月に発表した「'03-'05新中期経営計画」をベースに、財務構造の抜本的改革と中長期の安定的事業基盤確立を包含した「'04-'08新長期経営計画」を策定した。

本計画の達成により、積極経営への転換を図り、企業価値の更なる向上を目指す。

Ⅰ.「'04-'08新長期経営計画」の背景 

'02年9月新経営陣の下、キャッシュフロー経営による"有利子負債削減"と"営業利益率向上"を目標とした「'03-'05新中期経営計画」を発表し実行に取り組んだ結果、02年3月末から03年9月末迄の間に有利子負債を419億円削減し、営業利益率も03年上期で4.7%を見込むなど前倒しで成果を上げてきている。
このようにフローのパフォーマンスが着実に改善されてきたのを受け、「資本の増強」および「連結繰越損失の解消」等を中心とした「'04-'08新長期経営計画」を策定し、今後積極経営に取り組むこととした。

Ⅱ.新長期経営計画について 

1.主旨

日産自動車、主力金融機関の支援を得て、1)財務リストラ実行による強固な財務体質構築、2)安定的事業基盤確立、3)積極経営への転換による企業価値の向上、を柱とする「'04-'08新長期経営計画」を策定し、長期的に積極的な経営を行っていく。 

2.骨子 

1) 強固な財務体質構築
< 資本対策 > 
・みずほコーポレート銀行グループ、りそな銀行、みずほ信託銀行グループの主力金融機関による融資900億円の優先株式への転換 

・日産自動車による優先株160億円引き受け 

①繰越損失解消による配当可能ポジションへの復活 過去の負の遺産(03/3末連結繰越損失417億円)の解消 

②財務の健全性向上 資本増強による経営基盤の安定化 03/3末自己資本比率0.7%を05/3末には15%以上とする 

③将来の損失リスクへの対応
将来に対する予防措置 

・群馬工場の減損処理 約100億円 
・退職給付未認識債務の処理 約250億円
・販社債権の分類基準見直しによる追加引当 約120億円
・茂木テストコースの売却 約 20億円
・資産の廃却損等 約110億円 

2)安定的事業基盤確立
①日産自動車(株)との共同事業
・新小型商用車開発会社の設立
・新小型商用車の受託生産

②新東風汽車との共同事業 
・大型高級バスの共同開発と生産分担

3)積極的な経営への転換
・大規模顧客に対する積極的な提案営業の推進 
・新長期規制対応大型車の前倒し投入
・新東風汽車とのアライアンス推進 
・海外重点市場でのビジネス拡大

3.'04-'08新長期経営計画数値目標

'04年度 '06年度 '08年度
営業利益率 4%以上 5.5%以上 5.5%以上
有利子負債 2,000億円以下 1,500億円以下 1,100億円以下
自己資本比率 15%以上 20%以上 25%以上

尚、今般日産自動車、主力金融機関の合意が得られたことから、今後速やかに臨時株主総会を開催し、債務の株式化に向け発行する優先株に関する「定款の変更」等について、併せて付議する予定である。


Ⅲ. 業績予想(単独・連結)の修正について

平成16年3月期中間(平成15年4月1日~平成15年9月30日)並びに平成16年3月期(平成15年4月1日~平成16年3月31日)の業績予想及び連結業績予想については、本年5月19日の決算発表時に公表した業績予想を下表のとおり修正いたします。

1.単独業績
(1)平成16年3月期中間業績予想数値の修正(平成15年4月1日~平成15年9月30日)(単位:百万円、%)

売 上 高 経 常 利 益 当 期 利 益
前回発表予想 (A) 150,000 4,000 500
今回発表予想 (B) 170,000 6,500 △10,000
増減額 (B-A) 20,000 2,500 △10,500
増減率 (%) 13.3% 62.5%
前期(平成15年3月中間期)実績 129,315 855 154

(2)平成16年3月期業績予想数値の修正(平成15年4月1日~平成16年3月31日)(単位:百万円、%)

売 上 高 経 常 利 益 当 期 利 益
前回発表予想 (A) 290,000 7,000 2,000
今回発表予想 (B) 330,000 14,500 △46,000
増減額 (B-A) 40,000 7,500 △48,000
増減率 (%) 13.8% 107.1%
前期(平成15年3月期)実績 266,188 3,090 △2,798

2.連結業績
(1)平成16年3月期中間連結業績予想数値の修正(平成15年4月1日~平成15年9月30日)(単位:百万円、%)

売 上 高 経 常 利 益 当 期 利 益
前回発表予想 (A) 220,000 4,500 500
今回発表予想 (B) 235,000 3,500 △10,000
増減額 (B-A) 15,000 △1,000 △10,500
増減率 (%) 6.8% △22.2%
前期(平成15年3月中間期)連結実績 184,140 1,518 △4,571

(2)平成16年3月期連結業績予想数値の修正(平成15年4月1日~平成16年3月31日)(単位:百万円、%)

売 上 高 経 常 利 益 当 期 利 益
前回発表予想 (A) 420,000 8,000 2,000
今回発表予想 (B) 460,000 9,500 △44,000
増減額 (B-A) 40,000 1,500 △46,000
増減率 (%) 9.5% 18.8%
前期(平成15年3月)連結実績 381,323 6,020 △3,347


3.修正理由

(1)業績予想の修正理由は、国内、日産、海外向けの売上高増加により利益が増加することと、新長期経営計画の財務リストラに伴う特別損失等の計上によるものです。

(2)新長期経営計画の財務リストラに伴う特別損失等の主な内容は次の通りです。

【単独】
 
・営業外費用 平成16年3月中間期 平成16年3月期
棚卸資産廃却損 30億円 30億円

・ 特別損失 平成16年3月中間期 平成16年3月期
固定資産廃売却損 10億円 40億円
関係会社株式評価損 170億円 250億円
群馬工場減損損失 - 100億円
退職給付未認識債務の償却 - 210億円
製品保証引当金繰入額 30億円 30億円
その他 20億円 20億円
合計 230億円 650億円

【連結】
 
・営業外費用 平成16年3月中間期 平成16年3月期
棚卸資産廃却損 40億円 40億円

・特別損失 平成16年3月中間期 平成16年3月期
固定資産廃売却損 10億円 40億円
貸倒引当金繰入額 120億円 120億円
群馬工場減損損失 - 100億円
退職給付未認識債務の償却 - 250億円
製品保証引当金繰入額 30億円 30億円
その他 20億円 20億円
合計 180億円 560億円

以上