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大型トラック「ビッグサム」シリーズを大幅に改良して発売 ~使いやすさと低燃費を追求した新開発ESCOT-ATⅣ搭載~

2003.04.22 | 印刷

2003年4月22日

日産ディーゼル工業(株)(社長 仲村 巖)は、大型トラック「ビッグサム」シリーズの単車系(GVW<車両総重量>16・20・22・23・25トンクラス)を大幅に改良して、4月22日(火)より全国一斉に発売した。

今回発売する「ビッグサム」は、使いやすさと低燃費性能でご好評頂いている、機械式電子制御トランスミッション「ESCOT」シリーズを更に進化させた、「ESCOT-ATⅣ(エスコットエイティフォー)」を搭載した。この「ESCOT-ATⅣ」は、大型単車系としては国内で初めてクラッチ操作が不要な自動発進機能と、従来どおりのクラッチ操作が必要となる手動発信機能を両立させており、お客様の使用状況に応じて選択して頂くことを可能とした。この「ESCOT-ATⅣ」と「新軽量12段トランスミッション」、「GE13エンジン」との組み合わせにより、これまでを上回る低燃費を実現した。

さらには、「ESCOT-ATⅣ」と新開発の「トラフィックアイクルーズ」との組み合わせにより、設定車速を維持し、前方車との車間距離を一定に保つように加減速することが可能となり、快適性と安全性を両立させた。
併せて、キャブ内外装を変更したほか、今年9月から大型貨物自動車への装備が義務付けられる速度抑制装置を標準装備するとともに、平成13年騒音規制に適合させるなど法規制にも対応している。

従来より、当社は大型トラック「ビッグサム」シリーズの単車系に「ESCOT」を設定しており、発売以来、累計7,000台を販売し、国内の機械式トランスミッション市場のシェア7割を獲得している。今回の変更により、「ESCOT」を基軸とした大型単車系の販売に一層力を入れていく。

1.主な特徴
(1)更に進化した「ESCOT」シリーズ
①新開発「ESCOT-ATⅣ」

  • 大型単車系としては国内で初めて、自動発進機能とクラッチ操作が必要な手動発進機能を両立させた。この自動発進機能とE・Dモード(自動変速機能)との組み合わせにより発進から停止までクラッチおよび変速操作が不要となり、快適走行を実現している。
  • E・Dモード中でもマニュアルクラッチの操作が選択できるため、微妙なクラッチ操作を必要とする狭い道路や車庫入れの際の運転にも対応しやすい。
  • オートクルーズ変速機能を有し、道路や積荷による負荷に応じて自動変速し、設定車速を維持することができる。

②新開発「ESCOT-Plus1(エスコットプラスワン)」

  • 12段トランスミッションを、高い燃費・動力性能を引き出すために最適な8段トランスミッションとして使用するため、容易に経済走行ができる。
  • 走行中はシフトレバーのアップ・ダウン操作だけで変速できるため、変速のクラッチ操作は不要である。
  • スイッチ操作一つで、12段トランスミッションとしても使用可能である。

③「ESCOT」の設定拡大

  • 新たにCV系(6×2 後輪1軸駆動)、CX系(6×4後輪2軸駆動低床仕様)にESCOT搭載車を設定し、バリエーションを拡大した。

(2)低燃費、低回転を実現したクリーンなエンジン
①「GE13エンジン」の低燃費性能の向上

  • 「GE13エンジン」搭載車は現行車比で約8%の燃費向上を達成した。
  • スピードリミッター規制後の走行条件を踏まえ、低燃費性能と駆動力を向上させるため、低回転域のトルクアップを図った。

②クリーンエンジン

  • 「GE13エンジン」、「MD92エンジン」は吸排気系、動弁系、燃焼系のマッチング改善により、新短期排出ガス規制のPM規制値(0.18g/kWh)をクリアした。

(3)車両ラインナップの充実
①エアサス車のフルラインナップ化

  • CV系(6×2 後輪1軸駆動)、CW系(6×4 後輪2軸駆動)、CX系(6×4後輪2軸駆動低床仕様)にエアサス車を投入し、エアサス車のフルラインナップ化(CK系を除く)を実現した。

②パーフェクトビックサムの設定追加

  • シャシのみならず、ボディ架装も含めて品質・納期・サービス等に責任を持ってお客様にご提供する「パーフェクトビッグサム」に2種類の冷蔵ウイング車を新設定した。

③エルディカルゴのシリーズ化

  • 長距離・高速走行向けの特別仕様車「エルディカルゴ」に、仕様違いで【タイプX、タイプG、タイプB】※の3タイプを設定し、お客様のご利用方法によりお選びいただけるラインナップとした。
タイプX:ESCOT-ATⅣを標準採用。リターダ、EHSを標準装備。
タイプG:ESCOT-Plus1を標準装備。
タイプB:ESCOT-Plus1を標準装備。実用性重視のお客様向け。

(4)キャブ内外装の変更
①キャブ外装の変更

  • 今回の「ビッグサム」より新トップマークを採用した。
  • 速度表示灯の装備義務の廃止にともない、速度表示灯を廃止した。

②キャブ内装の変更

  • メーターパネルデザインを変更し、照明色の統一を図ることで、視認性を向上させた。

(5)安全性の向上
①新開発「トラフィックアイクルーズ」

  • 「トラフィックアイクルーズ」は「ESCOT-ATⅣ」のオートクルーズ変速機能とトラフィックアイが融合し、快適性と安全性を両立させた。
  • レーザーレーダーで先方車との車間距離を検知し、オートクルーズ変速機能で車間距離を維持した前方車追従、および設定車速を維持するため、高速道での快適走行が可能となる。

②FUPD(フロント・アンダーラン・プロテクション・デバイス)の設定

  • 乗用車との追突・衝突時に乗用車がトラックの下に潜り込むことを防ぎ、被害を軽減するFUPDをオプション設定した。

(6)法規制対応

  • 平成13年騒音規制に適合させた。
  • 今年9月から大型貨物自動車への装備が義務付けられる速度抑制装置を標準装備した。

2.発売価格
東京地区メーカー希望小売価格(消費税含まず)

車 型 エンジン最高出力 仕 様 価格(千円)
KL-CV27A MD92TB
243kW
(330PS)
20トン
エアサス、ショートキャブ、
キャブ付シャシ
10,386
KL-CW55J RH8E
265kW
(360PS)
25トン
リーフサス、キャブ付シャシ
13,384.5
★ KL-CD48L GE13TB
272kW(
370PS)
25トン ドライウイング(側面ワイド)
エアサス
タイプX(ESCOT-ATⅣ、リターダ、EHS)
16,317.5
KL-CG48L GE13TB
272kW
(370PS)
25トン 冷蔵ウイング(20℃仕様)
総軸エアサス
タイプG(ESCOT-Plus1、リターダ)
20,438

(写真は★印車種をベースにしたバン仕様等の撮影用特別仕様車)


3.国内販売目標台数
「ESCOT」を基軸とした大型トラック「ビッグサム」シリーズの単車系
合 計 ・・・10,000台/年

以上