UD Trucks

環境・快適・安全、 新時代を拓いたビッグサム

平成 26年4月23日

モータリゼーションの進展とともに、大気汚染や地球温暖化などの地球環境問題がクローズアップされてきた。1970年代以降、欧米各国で本格的に自動車の排出ガス規制が導入され、日本でも世界で最も厳しい排出ガス規制が施行され、年々、規制値は厳しくなっていった。

当社は、低公害エンジンを先行開発して厳しい規制をクリアすると同時に、トラックの燃費性能や動力性能を高めてきた。さらに、「人にやさしく、街にあたたかく」をコンセプトに、快適性・安全性の向上と、街の景観に溶け込む先進的なデザインを追求して開発されたのが、1990年発売の大型トラック「ビッグサム」である。

ビッグサムの新キャビンは、3次元曲面によるフラッシュサーフェス化により空力特性が大幅に向上した。エンジンには、新開発の低公害・低燃費のPF6型・NF6型を搭載し、ターボエンジンにはノズル開度を無段階に調整できるVNT(バリアブル・ノズル・ターボ)を採用している。最新の電子技術による快適性・安全性の向上も、ビッグサムシリーズが業界をリードした。ビッグサムには、当社が1989年に世界で初めて製品化したレーザーレーダー追突警報装置がオプション設定され、1991年には電子制御式自動変速機(E-MATIC)が装備された。

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1992年にはABS(アンチロックブレーキシステム)、ASR( アンチスリップレギュレーション)をオプション設定(その後、標準装備)し、さらなる操作性向上と安全性向上が図られている。1995年には、自動発進と手動発進を選択できる国内初の機械式電子制御トランスミッションESCOT塔載車も登場した。エンジンでも、GE13型を1998年に開発し、ビッグサムに塔載している。GE13型には、業界初の電子制御ユニットインジェクターを採用し、最大440PSの高出力を実現している。進化を続けたビッグサムシリーズは、21世紀への新時代を拓いたトラックであった。