UD Trucks

米国で活躍したSDエンジン

平成 26年4月9日

クライスラー社には、UDエンジンだけでなく小型のSDエンジンを含めて、当社が生産する多くのエンジンが輸出された。SDエンジンは、独自の渦流式燃焼室を採用することで高速回転性を高めた2サイクルディーゼルエンジンで、1964年に4気筒60馬力、6気筒95馬力の2機種が開発された。SDエンジンは、当社の2トン積み小型トラックをはじめ、高級乗用車などに搭載されている。

クライスラー社に輸出されたUDエンジンとSDエンジンは、同社のマリン&インダストリアル部門により、プレジャーボートなどの小型船舶、小型の農業・産業機械向けのエンジンとして北米にとどまらず中南米にまで幅広く販売された。

SD engines

左から SD22 エンジン, SD33 エンジン, UD626 エンジン

米国では、SDエンジンに対抗できる小型ディーゼルエンジンがほとんどなかったので高い競争力を発揮して実績を伸ばした。クライスラー社へのエンジン輸出は1976年まで続けられた。

なお、この時期のSDエンジンに関する海外での実績として、日産自動車の「ダットサントラック」がある。
燃費性能に優れたSDエンジンを搭載したダットサントラックは、日本だけでなく米国でも大きな市場を獲得した。この結果、SDエンジンは月産1万台を超える生産が続いたのである。