UD Trucks

新しい時代のために

平成 26年3月26日

第二次世界大戦で、当社の工場は空襲を受けたため、戦後ほとんど生産停止状態となっていた。しかし、日本の復興にはトラックが必要になると考え、いち早く生産再開に動き出した。

とはいえ、必要な資材や部品が揃わないどころか、何より社員・家族の食糧さえ十分に手に入らない深刻な状態だった。そこで、在庫の鋼材やアルミ材を使ってフライパンや鍋を製造・販売してしのぐようなこともした。

そうした中でも「トラックをつくりたい」という希望を失わず、終戦から3カ月後の11月にはトラックやブルドーザーなどの生産計画づくりを開始した。川口工場では、部品の確保のために社員が飛び回り、製造機械の修理や整備を進めて、1946年に「TT9型トラック(6トン)」の生産を再開することができ、エンジンの生産も再開した。


metropolitan bus


輸送力増強が復興の最優先課題であった当時の日本においては、ガソリン車に比べてディーゼル車の経済性が評価された。特に、小型で強力なエンジンをもつTT9型の評価は高く、交通事情が悪い中で全国から買い手がやってきた。

戦後の混乱が落ち着くと、当社は販売体制を整備し、1948年に中型車TS21型(4トン)、1951年にTN95型(6トン)などを完成した。また、庶民の交通手段として、バスの需要が高まっていたことから、1947年にはディーゼルバスの生産を開始した。当社のディーゼルバスは東京都などから燃費の良さを高く評価され、採用に至った。